Irish Music

バスツアーに参加して

まずは、石灰岩の丘陵がどこまでも続いているバレン高原へ。
「バレン」とは、ゲール語で石の多い場所という意味なんだそうです。
そこには、どうやって積み上げたのか不思議なくらい大きな大きな石のテーブルがありました。
同じ日にモハーの断崖へ。
ドン・エンガスと同じ様な断崖があって、そこでも寝転んで海を覗き込みました。
お天気が良かったせいか、どこまでも蒼い波のしぶきを見ることが出来ました。
道沿いに沢山のストリートミュージシャンがいて、聴き応えがありました。
その演奏を聴きながら岩の上に座り、大西洋から吹き付ける風の中、またもやステイ先のお母さんが作ってくれたサンドウィッチをのんびり食べました。

別の日に、コネマラ国立公園へ。
途中でコネマラマーブルの工場に立ち寄り、お買い物。
様々なアクセサリーや原石が売っていて、私はその中から2ユーロで小さな原石を1つ買いました。
一口にグリーンと言っても、くすんだ色、日に照らされた様な鮮やかな色、マーブルの出方など本当に色んなものがあって、かなり迷いました。
それから、カイルモア修道院へ。
霧雨が降り出して、ちょっと憂鬱な気分で向かいましたが、それが逆に神秘的な風景を作り出し、素敵な古城の様でした。
そして、その風景が建物の前の湖上にも映り、それはもう美しく、幻想的な眺めでした。
私は建物の中に入らずに、集合時間までの1時間余り、ずっとその姿を眺めていました。
自然と建物が作り出したその風景に偶然立ち会えて、幸せでした。

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